Lychee操作マニュアル

Lycheeタイムマネジメント(カレンダー形式)

❏ Lycheeタイムマネジメントとは

カレンダー画面上で、チケットと作業分類をドラッグ&ドロップするだけで工数を入力できるので、現場担当者の工数入力の負荷を大きく軽減することができます。
現場の工数入力が促進されることで正確なデータが蓄積され、マネージャはそれらを分析することで業務改善に繋げることができます。

❏ 主な機能

1.ドラッグ&ドロップによる工数入力

翌日以降のカレンダーには自分の作業予定を、当日または過去日には作業実績を記録できます。
プロジェクト単位で自動的に背景色が設定されます。

タイムマネジメントの工数入力

(1) ドラッグ&ドロップで工数実績を入力
(2) 作業分類をドラッグ&ドロップ
※Lycheeタイムマネジメント(カレンダー形式)では、他のユーザーの作業予定や作業実績をタイムマネジメント上で代理入力することはできません。

2.メンバーのスケジュール管理

プロジェクトに参加しているメンバーの予定と実績を確認できます


※ メンバーの予定と実績の作成・編集はできません。
※ 他プロジェクトの予定や、間接作業分類は表示されません。

プロジェクトカレンダー

❏ まずはじめに

Lycheeタイムマネジメントに必要な設定を確認してください。

1.時間管理モジュールの有効化

Lycheeタイムマネジメントを使用する場合は、各プロジェクト>設定>プロジェクトタブ で「時間管理」モジュールを ON にしてください。

プロジェクト設定において、時間管理にチェックを入れる

2.権限の設定

Lycheeタイムマネジメントを使用するには、管理>ロールと権限 から、適切な権限を選択する必要があります。

ロールと権限において、Lycheeタイムマネジメントの権限設定と、時間管理の権限設定

Lycheeタイムマネジメント

項目説明
タイムマネジメントカレンダー画面の表示に必要

時間管理

項目説明
作業時間の閲覧予定と実績の表示に必要
作業時間の記入予定と実績の作成に必要
作業時間の編集予定と実績の編集に必要
自分が記入した作業時間の編集予定と実績の編集に必要
作業分類(時間管理)の管理各プロジェクトの直接作業分類の設定に必要

※「作業時間の編集」と「自分が記入した作業時間の編集」のいずれかの権限があれば予定と実績の編集が可能です。

3.作業分類の設定

システム管理者のみ、作業分類を作成することができます。

<直接作業分類の作成方法>

「直接作業分類」は、Redmineの標準機能の「作業分類」と同じく、プロジェクトの工数を記録するために使用します。
「直接作業分類」は、管理>選択肢の値 から作成することができます。

1.管理>選択肢の値

(Redmine 3.4で「列挙項目」から「選択肢の値」に名称変更されました)

選択肢の値
2.作業分類(時間管理)
作業分類(時間管理)

画面左下の「新しい値」をクリックすることで、以下の画面に遷移します。
名称を入力することで、作成することができます。

<予定の自動生成の開始時間の設定方法>

予定の自動生成の開始時間を設定することができます。
管理>プラグイン>Lychee Tine Management pluginの設定から設定することができます。

管理>プラグイン>Lychee Tine Management pluginの設定

❏ マイカレンダー画面

画面左から順に、チケット一覧、カレンダー(日別/週別)、作業分類一覧が表示されています。翌日以降のカレンダーには作業予定を、当日以前には作業実績を記録できます。

計画された作業予定は、計画日が来たら作業実績に変換されます。
過去日の作業実績も修正することができます。

マイカレンダー

1.カレンダー上には「チケット」「直接作業分類」「間接作業分類」の三種類が配置できます。
2.Redmineの標準機能を使って登録した作業時間はタイムマネジメントに反映されません。
3.チケット:左ペインからカレンダー上にドラッグ&ドロップすることで配置できます。
・「マイタスク」に自身が担当者のチケットが表示されますので、そこから配置することが出来ます。
・「タスクツリー」から、その他のチケットを配置することも出来ます。
4.直接作業分類:右ペインからカレンダー上にドラッグ&ドロップすることで配置できます。
・上記画像では右ペインの青色のパネルが「直接作業分類」です。 パネルの色は対象プロジェクトのチケットの背景色(❏ チケットの背景色の変更をご参照ください)に従います。
・「直接作業分類」はRedmineの標準機能の「作業分類」と同じです。
・「直接作業分類」はプロジェクトごとに設定することができます。
・作成はシステム管理者のみ可能です。
・プロジェクトごとの設定には「作業分類(時間管理)の管理」権限が必要です。
5.間接作業分類:右ペインからカレンダー上にドラッグ&ドロップすると配置できます。
・右ペインの灰色のパネルが間接作業分類です。(間接作業分類のパネル色は固定です)
・「間接作業分類」はRedmineの設定 > 選択肢の値 から編集可能です。 (Redmine 3.4では「列挙項目」は「選択肢の値」に名称変更されました)
・「間接作業分類」は全プロジェクトで共通です。
・作成はシステム管理者のみ可能です。
・「間接作業分類」は「チケット」の上に配置することはできません。

❏ プロジェクトの選択

プロジェクトを変更することで、「チケット」一覧、「直接作業分類」一覧が切り替わります。
画面左上の「マイタスク」には、担当しているチケットのうち、カレンダーの表示期間に開始日〜期日が含まれるものが表示されます。

また、「グループタスクを表示する」アイコンをクリックすると、自身が所属しているグループが担当者となっているチケットも表示されます。

プロジェクト設定において、時間管理にチェックを入れる

左下の「タスクツリー」には前回表示したプロジェクトのチケット一覧をデフォルトで表示しています。プロジェクトは選択して表示できます。

1.「タスクツリー」の右横のアイコンをクリック

タスクツリー

2.表示されたプロジェクト一覧から任意のプロジェクトをクリック

フィルタ

なお、プロジェクトを開くと上部に「ブックマークプロジェクト」が表示されます。

❏ チケットの配置

配置した「チケット」はドラッグ操作で自由に工数を設定できます。

配置したチケットの予定をドラッグ&ドロップで操作

1.ドラッグ&ドロップ ドラッグ&ドロップで「チケット」を配置することができます。

マイタスク(チケット)をカレンダーに配置

2.予定の自動配置 表示されている期間内に予定があるチケットを自動配置することができます。

予定を自動配置

❏ 直接作業分類の配置

ドラッグ&ドロップでカレンダー上に「直接作業分類」を配置することができます。
「チケット」の上にドラッグ&ドロップすることで「チケット」と「直接作業分類」を紐付けることもできます。

1つのチケットに複数の作業分類の配置

一つの「チケット」に複数の「直接作業分類」を割付けることができます。

作業分類の登録

(1) 複数割り当て可能
(2) ドラッグで作業時間を自由に設定

過去日の「直接作業分類」はRedmineの作業時間として記録されます。
直接作業分類と紐付けのない「チケット」単体では、作業実績として記録されません。

過去日の「直接作業分類」はRedmineの作業時間として記録されます。

❏ 間接作業分類の割り当て

配置方法(ドラッグ&ドロップ)については「直接作業分類」と同様です。
「間接作業分類」はどのプロジェクトとも紐付かないため、チケットと重ねて配置することはできません。

間接作業分類の配置

❏ ステータス/進捗率の変更

マイカレンダー上で、配置したチケットのステータスと進捗率を変更することができます。
変更したいチケットを右クリックし、メニューからステータスまたは進捗率を選択してください。

ステータス/進捗率の変更

❏ 表示週の変更

カレンダーアイコンをクリックすることで、カレンダーが表示され、任意の週を選択して表示することができます。

表示週の変更

(1) アイコンクリックでカレンダーを表示
(2) カレンダーで日をクリックするとその週が選択される
(3) 現在選択されている週は強調表示される

❏ 日別・週別表示

画面右上の日別、週別アイコンをクリックすることでカレンダーの表示期間を切り替えることができます。

日別・週別表示

❏ 表示期間を今日に戻す

「今日」をクリックすると、カレンダーの表示期間が今日または今週に切り替わります。
過去日や先の予定を表示している場合でも、一度の操作で今日に戻ることができます。

表示期間を今日に戻す

❏ カレンダーの拡大

拡大アイコンをクリックするとカレンダーを拡大することができ、画面上のチケットを見やすくすることができます。
拡大はクリックするごとに3段階で切り替わります。
縮小アイコンをクリックするとひとつ前の段階に戻ります。

カレンダーの拡大

❏ カレンダーの時間粒度の変更

拡大アイコン右の数字は、配置するチケットや作業分類の時間の粒度を示します。
粒度はクリックするごとに3段階に切り替わります。(15,30,60分単位)

粒度はクリックするごとに3段階に切り替わります。(15,30,60分単位)

❏ 過去の予定作業時間の表示

履歴アイコンをクリックすると、過去の作業予定の表示に切り替わります。
実際の作業時間に従って後から実績を調整した等の場合でも、もともと配置していた作業予定時間を確認することができます。
(過去の作業予定はストライプ柄で表示されます)

過去の予定作業時間の表示

❏ チケットの背景色の変更

配置するチケットや作業分類の色を、プロジェクトごとに変えることができます。
タスクツリーでプロジェクト名の右のアイコンをクリックし、任意の色を選択できます。

チケットの背景色の変更

❏ タスクツリーの最大表示件数の設定

管理>設定>チケットトラッキングタブの「タイムマネジメントチケットツリー最大表示件数」で、タスクツリーに表示するチケットツリーの最大表示件数を設定できます。

管理>設定>チケットトラッキングタブの「タイムマネジメントチケットツリー最大表示件数」で、タスクツリーに表示するチケットツリーの最大表示件数を設定できます。

❏ プロジェクトカレンダー画面

指定したプロジェクトに参加しているメンバーの予定・実績を確認できます。
予定・実績の作成や編集はできません。
確認できるのは指定したプロジェクトと、その子孫プロジェクトに関する予定・実績のみです。
他のプロジェクトの予定・実績や「間接作業分類」は表示されません。

プロジェクトカレンダー

❏ メンバーの絞り込み

表示するメンバーをグループで絞り込むことができます。

1.「ユーザー」の右横のアイコンをクリック

プロジェクトカレンダー|メンバーの絞り込み

2.リストから任意のグループを選択すると、そのグループに所属するユーザーのみに絞り込まれます。 なお、グループは複数指定可能です。

プロジェクトカレンダー|フィルタ

❏ 表示するメンバーの切り替え

チェックボックスで予定・実績を表示したいメンバーを切り替えることができます。

表示するメンバーの切り替え

❏ カレンダー形式から表形式の切り替え方法

 以下の設定を行うことで、カレンダー形式へ切り替えることが可能です。
【カレンダー形式へ切り替える手順】
管理 > プラグイン Lychee Time Management plugin > 【入力方法をカレンダー形式にする】にチェックする

カレンダー形式から表形式に切り替えの注意点

・予定作業時間/間接作業時間
表形式のタイムマネジメントに変更した場合、カレンダー形式で記録した予定作業や間接作業は見えなくりますが、再度カレンダー式に切り替えると表示されます。

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