連携を行うことで、Outlookで入力した予定をタイムマネジメントの「予定作業」に反映させることができます。
主な動作
・Outlookから予定を抽出し、作業予定の時間に加算する。
・予定の取得は画面表示の度、もしくは一日一回の定時処理かつ任意のタイミングで更新処理される。
・作業予定では毎日の合計時間に「外部カレンダー予定」の時間を加算する。
・合計時間欄をクリックすると、詳細パネルで内容を表示する。(それぞれのタイトルと合計時間、開始/終了時間)
・終日の予定の稼働時間は、1日あたりの換算時間(リソースマネジメントが入ってる場合は「割当て稼働時間の設定」)設定に従う。
・日をまたぐ予定の場合は以下の通り。
開始日は開始時刻〜24:00までの時間
終了日は0:00〜終了時刻までの時間
中日は終日の場合と同じ
■こちらの機能を利用する上で必要な条件
- 表形式のタイムマネジメントでのみ利用可能。
- Microsoft 365 Business Basic アプリ「Exchange Online (プラン1)」
■必要な設定
Outlook連携のためのAzure Active Directory設定
Outlook連携を開始するには次の作業が必要となります。
- Azure Active Directoryでアプリケーションを登録する。
※こちらの設定は、各Microsoftアカウント毎に登録する必要はございません。(代表で1つ設定するだけでOK) - プラグイン設定で登録したアプリケーションのクライアントIDとクライアントシークレットを設定する。
アプリの登録
Azure Active Directory | アプリの登録 を開く
「+新規登録」をクリックする。
以下の指定を行って,「登録」をクリックする。
- 名前:
適宜設定する。例: 「lychee-test.cloudmine.jp lychee_work_plan」
※この名前は、ユーザーの認証時に(ユーザーに)表示されるのでプロダクト名などにすると良い。 - サポートされているアカウントの種類:
「任意の組織ディレクトリ内のアカウント (任意の Azure AD ディレクトリ – マルチテナント) と個人の Microsoft アカウント (Skype、Xbox など)」にチェックを入れる。
※2024年9月リリースより、シングルテナント設定も可能となりました。
シングルテナント設定でご利用の際はテナントIDを入力してご利用ください。
マルチテナント設定でご利用の場合はテナントIDを空欄でご設定下さい。
- リダイレクト URI:
プラットフォームの選択を「Web」にし、/lychee_work_plan/aad_credential/oauth_callbackのように設定する。例: https://lychee-test.cloudmine.jp/lychee_work_plan/aad_credential/oauth_callback
<サンプルイメージ>
APIアクセス許可の追加
左メニューの「APIのアクセス許可」をクリックする。
「+アクセス許可の追加」をクリックする。
「Microsoft Graph」をクリックする。
「委任されたアクセス許可」をクリックする。
次のようにして「Calendars.Read」を許可する。
- 「アクセス許可を選択する」の下にあるテキストボックスに「Cal」と入力する。
- 下部に表示された「>Calendars」の「>」をクリックする。
- あらわれた「Calendars.Read」にチェックを入れる。
- 「アクセス許可の追加」をクリックする。
クライアントシークレットの取得
左メニューの「証明書とシークレット」をクリックする。
「+新しいクライアントシークレット」をクリックする。
以下の指定を行って,「追加」をクリックする。
- 説明: 適宜設定する。例: 「2023-11-30まで有効」
- 有効期限: 適宜設定する。例: 「24か月」
「値」列の覧にあるコピーボタンをクリックしてクライアントシークレットを取得する。
<サンプルイメージ>
クライアントIDの取得
左メニューの「概要」をクリックする。
「アプリケーション (クライアント) ID」下部のUUID(例: abcd1234-ab12-ab12-ab12-abcdef123456)をクライアントIDとして取得する。
クライアントIDとクライアントシークレットをRedmnineに設定をする。
管理 > プラグイン > Lychee Work Plan Plugin
Outlookカレンダーと連携する
連携したいユーザーは、「作業予定」を開き、【外部カレンダー連携】をクリックする。
連携がうまくいくと、以下のように表示されます。
【外部カレンダー連携解除】で連携を解除できます。
※連携解除をすると、タイムマネジメント「作業予定」からOutlookの予定が表示されなくなります。