Lychee操作マニュアル

タイムマネジメント(表形式)

❏ Lycheeタイムマネジメントとは

より手軽に、より管理し易く、作業時間の記録や正確な計画をサポートする機能です。
作業者自身が作業時間を見積もることで無理な計画を事前に察知。早い段階で適切な計画見直しが可能になります。

■作業予定
作業者自身による作業予定時間の見積もりをおこなうことができます。
マネージャーから割り当てられたタスクに対して、作業者自身が作業時間を見積もることで、無理な計画を事前に察知し、早い段階での適切な計画見直しを可能にします。

■作業実績
実際に作業した時間は「作業実績」に数値を入力するだけ!プロジェクト毎の作業時間や合計もひとまとめでわかるので、全体を通して作業時間を管理しやすくなります。
※2022年11月より、カレンダー形式から、表形式での作業時間入力に変わりました。

❏ 必要な設定

Lycheeタイムマネジメントをご利用する場合には、以下の設定をお願いします。

1. 作業分類の設定

実作業でかかった作業時間を報告する際には、作業分類の指定が必要です。作業内容に見合った作業分類が存在していない場合は作成をしてください。※作業分類の作成は、システム管理者のみ行うことができます。
この作業分類は大きく 「直接差表分類」と「間接作業分類」の2種類に分けられ、管理画面でそれぞれさらに細かく分類の設定ができます。

直接作業分類・・・チケットまたはプロジェクトに紐付いた作業時間を記録する際に使用します。Redmineの標準機能の「作業分類」と同じく、プロジェクトの工数を記録するために使用します。
間接作業分類・・・会議や移動など、チケットやプロジェクトには直接関わらない間接作業時間を記録する際に使用します。

<直接作業分類の作成方法>
1.管理>選択肢の値

管理>選択肢の値 から作成することができます。


2.作業分類(時間管理)

画面左上の「新しい値」をクリックすることで、以下の画面に遷移します。

名称を入力し作成します。「有効」のチェック項目で、 作成した作業分類を使用するかどうかを設定できます。

また、作成した「直接作業分類」は、プロジェクトごとに有効 / 無効を選択することも可能です。
各プロジェクト>設定>作業分類(時間管理) から、画面右端のチェックボックスで、有効 / 無効を設定できます。

<間接作業分類の作成方法>
1.管理>選択肢の値

管理>選択肢の値 から作成することができます。


2.間接作業分類(時間管理)

画面左上の「新しい値」をクリックすることで、以下の画面に遷移します。

名称を入力し、作成します。「有効」のチェック項目で、 作成した作業分類を使用するかどうかを設定できます。


2. 時間管理モジュールの有効化

Lycheeタイムマネジメントを使用する場合は、各プロジェクト>設定>プロジェクトタブ で「時間管理」、「Lychee工数リソース管理(タイムマネジメント)」モジュールを ON にしてください。


3. 権限の設定

Lycheeタイムマネジメントを使用するには、管理>ロールと権限 から、適切な権限を選択する必要があります。


Lycheeタイムマネジメント
項目説明
タイムマネジメントカレンダー画面の表示に必要
時間管理
項目説明
作業時間の閲覧予定と実績の表示に必要
作業時間の記録予定と実績の作成に必要
作業時間の編集予定と実績の編集に必要
自分の作業時間の編集自分の入力した実績の編集に必要
作業分類(時間管理)の管理各プロジェクトの直接作業分類の設定に必要
他のユーザーの作業時間の入力他のユーザーの実績の作成に必要

※「作業時間の編集」と「自分の作業時間の編集」のいずれかの権限があれば予定と実績の編集が可能です。

❏ 作業予定画面


1. 作業予定を配置

自分が担当しているチケットの開始日・期日・予定工数を元に、自動で「作業予定」が配置されます。
これにより、計画段階で無理な予定であるかどうかを予め判断することができます。

※自分が所属しているグループが担当しているタスクも作業予定に反映されます。

2. 作業予定に予定時間を設定する

作業予定時間の入力方法は、予定工数を按分する方法と、1日ずつ直接入力する方法があります。

2-1 予定工数を按分する方法

予定工数をチケットの日数に対して均等に按分できます。
配置された予定を按分したい場合は右上のマークをクリックし「予定工数を均等割にする」から予定工数の按分が可能です。
※按分ができる予定は、チケットに設定されている期間(開始日〜期間)が、未来にあるチケットのみに限ります。期日が未来日であっても、開始日が過去あるいは当日になっているチケットは按分できません。(設定不可な予定にはマークが表示されません)

2-2 1日ずつ作業時間を直接入力する方法

クリックをすると入力枠が表示されます。

1日あたりの割当て稼働時間を超えている場合は日付上部のゲージで警告されます。

3.作業予定を設定していない場合

作業予定時間未入力のタスクがあるとアイコンが表示されます。

チケットタイトルをクリックすると、チケットの詳細を確認できます。

❏ 作業実績画面

1. チケットの作業時間の登録

作業実績画面には、以下のチケットが表示されます。
・自分が担当しているチケット
・自分が作業時間を登録しているチケット

作業実績画面のセルをクリックすることで対象のセルに時間を入力することが可能です。
時間を入力したら、Enterで入力完了です。入力したいセルを右クリックで開くことで、作業時間に対してコメントを入力することも可能です。

作業実績画面のセルに値を直接入力することもできます。
作業実績画面にて、セルに実績入力状態でescキーを押すと非入力状態に戻ります。
その際、値を変更している場合は変更前の値に戻ります。

実際に作業を行ったチケットの「+」ボタンからも、作業分類を選択し作業時間を入力できます。

未来日の作業実績を入力したい場合は、管理>設定>時間管理タブの「未来日付の作業時間の入力を許可」にチェックが必要です。

未来日付の作業時間を許可した状態で未来日に入力した実績は、入力時点で実績としてカウントされます。

自分が担当者ではないチケットは、「タスク追加」から表に追加し作業実績を登録することができます。
※誤ってタスク追加しても、合計作業時間が0時間の場合は画面更新時に自動で削除されます。

2. 他の担当者の作業時間を記録する

自分以外の担当者として作業実績をつけたい場合は「権限の設定」の「他のユーザーの作業時間の入力」がONの場合、代理として作業時間の入力が可能です。

3. プロジェクトの作業時間の登録

プロジェクトの「+」ボタンから、作業分類を選択し作業時間を入力します。
チケットが存在しないプロジェクトは、「プロジェクト追加」から表に追加できます。

前月のプロジェクトを引き継ぐ

プロジェクトに直接作業時間を入れている場合、前月使用したプロジェクトを【+前月のプロジェクトを引き継ぐ】をワンクリックで引き継ぐことが可能です。前月のプロジェクトから引き継ぐことで、継続的に稼働時間を登録する「プロジェクト」「作業分類」を簡単に表示できます。

4. 間接作業分類の登録

会議や移動などチケットやプロジェクトには直接関わらない間接作業時間を入力したい場合は、「間接作業」の「+」ボタンより登録が可能です。

別の担当者の確認

別の担当者の作業実績を確認したい場合は担当者名のプルダウンから表示することができます。
作業実績のプルダウンに表示されるユーザーについては、権限の設定が必要です。

※ユーザーの選択肢にロック中のユーザーは表示されません。予めご注意ください。

❏ 表形式からカレンダー形式の切り替え方法

 以下の設定を行うことで、カレンダー形式へ切り替えることが可能です。
【カレンダー形式へ切り替える手順】
管理 > プラグイン Lychee Time Management plugin > 【入力方法をカレンダー形式にする】のチェックを外す

表形式からカレンダー形式に切り替えの注意点

・予定作業時間/間接作業時間
カレンダー形式のタイムマネジメントに変更した場合、表形式で記録した予定作業や間接作業は見えなくりますが、再度表形式に切り替えると表示されます。
・実績作業時間
カレンダー形式のタイムマネジメントに移行した場合、表形式のタイムマネジメントで記録した作業実績の値は、カレンダー形式のタイムマネジメントのカレンダー上には表示されません。ただし、チケットに紐付けられた作業時間についてはデータが残っているため、リソースマネジメントから見える実績時間は欠落しません。

❏ 実労働時間表示

APIでインポートした他の勤怠システムの勤務時間を、実労働時間という項目で表示させることが可能です。そうすることで、作業者が入力した実作業時間と勤怠時間を突き合わせすることが可能となります。

実労働時間表示イメージ

実労働時間を表示させる設定は以下の通りです。
管理 > プラグイン > Lychee Time Management plugin > 設定 > 「実労働時間表示を有効にする。」にチェック入れ、適用。

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